STD(性感染症)検査について
みなさんはSTD(性感染症)についてどれくらい知っていますか?
正直あまり身近な話題ではないですよね。
実は先日STD検査を受けてきたので、今回はSTDの基礎知識とSTD検査の体験談についてです!
1、STDって何?
STDにはいろんな種類がありますが今回はその中でも最も重篤な症状を引き起こす危険性があるHIVと梅毒について書いていきます。
HIVとは、血液、精液、膣分泌液、母乳などに含まれるウイルスで、粘膜や傷口を通って感染します。
つまりオーラルや同性同士での性交によっても感染する可能性があります。
感染初期は発熱など風邪に似た症状がみられますが、無症状期が数年~10年ほど続くため感染に気づきにくい病気です。
発症すると免疫力が低下し、ほかの病気を発症しやすくなります。
この病気を治す薬は未だ開発されていませんが、治療によって発症を防ぐことは可能です。
そのためには早期発見がとても重要になります。
梅毒は、感染経路はほとんどHIVと同じですが、症状が異なります。
感染直後に感染部位が潰瘍化しますが1か月ほどで収まるのでこれもHIVと同様に感染に気づきにくい病気です。
その後、発心や発熱、リンパ節の腫れなどが起こったのち無症状期が数年続きます。
その状態で放置すると最終的に心臓、血管、脳などの機能障害を引き起こします。
ただ、この病気には抗生物質が有効なため、やはり早期発見と治療が重要になります。
2、STD検査
早期発見のために何をすればいいのかというと、検査です。
HIVと梅毒の検査は各都道府県が無料、かつ匿名で定期的に行っています。
その他のSTDの検査に関しては産婦人科や検査キットで行えます。
また忙しくて都道府県が行っている検査に行くことができない人も検査キットを使うことで簡単に自宅で検査を行うことができます。
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3、実際の検査の流れ
私は都道府県が行っているHIVと梅毒の検査に行ってきたのでその時の流れを紹介します。
まずは受付で簡単な質問が書いてある紙を受け取り、それに「感染した可能性がある日から3ヵ月以上(*)たっているのか」、「どうして検査を受けようと思ったのか」などを記入します。
*感染から3ヵ月後にHIV抗体は検出されるので、感染した可能性がある日から3ヵ月以上経ってからの検査をおすすめします。
それから看護師さんとの面談で紙に書いた内容の確認、HIVと梅毒がどんな病気かの説明を受けます。
質問があれば看護師さんに聞くことが可能です。
その後血液を取り、1週間後に結果を受け取りに来ることになります。
検査や結果の受け取りは混んでなければ10分ほどしかかからず、看護師さんもとても和やかな雰囲気で検査を行ってくれたので思っていたよりも簡単に終わったなという印象でした。
4、なぜ検査を受けようと思ったのか
一番大きな理由は彼との将来を真剣に考えているからです。
先ほど述べたように、オーラルでの性交でも感染する可能性があるため、どんなに今まで気を付けていたとしても感染している可能性が0ではないうえに、もし私が感染していたら彼にもうつしてしまうかもしれないと思ったので検査を受けることを決意しました。
検査を受けに行くのは正直少し怖かったですが、自分がSTDに感染しているかどうかは大切な人とずっと健康で過ごすために知っておくべき大事なことだと思うので受けてよかったと思います。
ちなみに結果はどちらも陰性でした!
日本ではSTDはあまり話題に上がることがないし、検査を受ける人も少ないと思います。
「せっかく無料で、しかも匿名で受けれるので検査を受ける人がもっと増えて欲しい」と看護師さんが言っていたこともあり、今回この記事を書いてみました。
長くなりましたが、この記事をきっかけにもっと多くの人が自分のため、そしてパートナーさんのためにも検査を受けに行ってくれるといいなと思います!